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1: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:31:50 ID:Qms
ワイのおすすめは、
ビデオレター
廃病院の地下
幽霊屋敷
旅館の求人や

2: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:32:19 ID:kiX
ビデオレターって「ズヴァァァァァ!」ってやつか?

6: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:32:50 ID:Qms
>>2
それやそれ

3: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:32:24 ID:0ZE
ワイのおすすめは、
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4: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:32:40 ID:Qms
>>3
こわw

5: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:32:43 ID:15q
ハラデイ

9: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:33:30 ID:Qms
>>5
ビデオレターは短いから貼れそうやな

7: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:33:09 ID:sNl
読みに行くの怖いからハラデイ

11: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:33:56 ID:Qms
05: 1/4:2010/06/24(木) 14:54:37 ID:2baYGPaj0
会社の同僚が亡くなった。
フリークライミングが趣味のKという奴で、俺とすごく仲がよくて
家族ぐるみ(俺の方は独身だが)での付き合いがあった。

Kのフリークライミングへの入れ込み方は本格的で
休みがあればあっちの山、こっちの崖へと常に出かけていた。

亡くなる半年くらい前だったか、急にKが俺に頼みがあるといって話してきた。
「なあ、俺がもし死んだときのために、ビデオを撮っておいてほしいんだ」

趣味が趣味だけに、いつ命を落とすかもしれないので、あらかじめ
ビデオメッセージを撮っておいて、万が一の際にはそれを家族に見せてほしい、
ということだった。俺はそんなに危険なら家族もいるんだから辞めろと
いったが、クライミングをやめることだけは絶対に考えられないとKは
きっぱり言った。いかにもKらしいなと思った俺は撮影を引き受けた。

Kの家で撮影したらバレるので、俺の部屋で撮ることになった。
白い壁をバックに、ソファーに座ったKが喋り始める

「えー、Kです。このビデオを見てるということは、僕は死んで
しまったということになります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、
今まで本当にありがとう。僕の勝手な趣味で、みんなに迷惑をかけて
本当に申し訳ないと思っています。僕を育ててくれたお父さん、お母さん、
それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、
どうか悲しまないでください。僕は天国で楽しくやっています。
皆さんと会えないことは残念ですが、天国から見守っています。
××(娘の名前)、お父さんはずっとお空の上から見ています。
だから泣かないで、笑って見送ってください。ではさようなら」

25: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:38:58 ID:sNl
>>11
コピペ・・・貼って・・・くれて・・・ありがとズヴァアアアアアア

27: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:39:18 ID:Qms
>>25
ええんやでズヴァアアアアアア

12: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:34:12 ID:Qms
506: 2/4:2010/06/24(木) 14:55:19 ID:2baYGPaj0
もちろんこれを撮ったときKは生きていたわけだが、それから半年後
本当にKは死んでしまった。クライミング中の滑落による事故死で、
クライミング仲間によると、通常、もし落ちた場合でも大丈夫なように
下には安全マットを敷いて登るのだが、このときは、その落下予想地点
から大きく外れて落下したために事故を防ぎきれなかったのだそうだ。


通夜、告別式ともに悲壮なものだった。
泣き叫ぶKの奥さんと娘。俺も信じられない思いだった。まさかあのKが。

一週間が過ぎたときに、俺は例のビデオをKの家族に
見せることにした。さすがに落ち着きを取り戻していたKの家族は
俺がKのメッセージビデオがあるといったら是非見せて欲しいと言って来たので
ちょうど初七日の法要があるときに、親族の前で見せることになった。

俺がDVDを取り出した時点で、すでに泣き始める親族。
「これも供養になりますから、是非見てあげてください」とDVDをセットし、再生した。

13: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:34:13 ID:g3L
ワイのおすすめも
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廃病院の地下
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14: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:34:35 ID:Qms
>>13
だからそれ怖いってw

15: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:34:40 ID:Qms
507: 3/4:2010/06/24(木) 14:55:59 ID:2baYGPaj0
ヴーーーという音とともに、真っ暗な画面が10秒ほど続く。
あれ?撮影に失敗していたのか?と思った瞬間、真っ暗な中に
突然Kの姿が浮かび上がり、喋り始めた。
あれ、俺の部屋で撮ったはずなんだが、こんなに暗かったか?


「えー、Kです。このビデオを・・るということは、僕は・・んで
しまっ・・いう・・ります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、
今まで本・・ありが・・・」

Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けている
ヴーーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。



「僕を育ててくれたお父さん、お母さん、
それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、
どうか悲しまないでください。僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアア××(娘の名前)、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア死にたくない!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」



背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う
断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに
暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。

16: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:34:53 ID:Qms
508: 4/4:2010/06/24(木) 14:58:28 ID:2baYGPaj0
これを見た親族は泣き叫び、Kの奥さんはなんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、
Kの父親は俺を殴りつけた。奥さんの弟が、K兄さんはいたずらで
こういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげで
その場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。

翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に
住職がDVDの入った紙袋を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったが
そこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。

そこの神主(霊媒師?)によると、Kはビデオを撮った時点で完全に地獄に
引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来なら
あの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。

22: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:37:27 ID:15q
>>16
自分の部屋で撮った事実が嫌になる話やね

17: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:35:53 ID:wLm
ズヴァアアアアアア定期

18: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:36:11 ID:Qms
>>17
ズヴァアアアアアア超怖いよな

21: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:36:57 ID:wLm
>>18
ネタにされまくったせいで笑っちゃう

24: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:37:33 ID:Qms
>>21
ドラマとかになったらボイチェンした機械音で絶対怖いわ

19: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:36:23 ID:EkU
稲川淳二の
生人形
赤いちゃんちゃんこ
赤錆村
タイムカプセル
まだまだあるけど、長編でオススメ

20: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:36:49 ID:Qms
>>19
赤錆村って怪物王女に出てきたな
マジである話やったんか

23: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:37:29 ID:EkU
>>20
怪物王女の話がどんなのかわからんけど、語りも上手いしめっちゃ怖いで

26: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:39:00 ID:Qms
>>23
多分赤錆村が舞台でバトってただけやったと思う
ただ、その関係で稲川がナレーターで怪物王女のドラマCDだかに出てたと思う

28: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:39:43 ID:Qms
廃病院の地下も怖いズヴァアアアアアア

29: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:40:10 ID:MpZ
せやな
ワイのおすすめは
ビデオレター
廃病院の地下
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30: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:40:32 ID:Qms
>>29
だから、コピペ超怖いからやめてw

31: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:41:09 ID:Qms
「廃病院の地下」
まだ俺が大学にいた頃だからもう二、三年前になると思う。
田舎を出て県外の大学に通ってた俺に、実家から婆ちゃんが倒れたって電話があった。
昔から色々と面倒見てくれてた婆ちゃんで、俺はすぐさま実家に帰って病院に行った。

幸い、婆ちゃんは大事には到らなかったんだけど、俺はもしもの場合に備えて一週間かそこらまでバイトも大学も休みをとっちまってた。
家にあった俺の部屋は弟に使われてたし、居間でゴロゴロしてても退屈だったから、俺は県内に残ってる友達に電話をかけた。
みんな仕事に就いてたり専門行ってたりと忙しそうだったけど、やっぱり暇人はいるもんで、県内の大学に行った友達が三人、次の日から会うことにした。

つっても本当に実家のある町っていうか県そのものが田舎なんで、やることって言ったらカラオケとボウリング、あとは車で三十分かかるネカフェでダーツやらビリヤード。
飲みにいこうかって話も出たんだけど、一週間分の稼ぎがなくなった来月のことも考えて俺が断った。
だから俺らがやれるっていったらぶらつくのに飽きてファミレスのドリンクバーで粘るみたいなことしか出来なかった。

あと二日で俺が帰るっていう火曜の夜に、帰ってきてからずっとツルんでた三人のうち二人と例の如くファミレスでダベってた時だった。

俺「マジ暇じゃねぇ?相変わらず何もねぇなココ」
A「そりゃトウキョーに比べたらな。いいよなお前は県外で」
B「んじゃあさ、あそこ行ってみねぇ?」

Bが行ったあそこっていうのは地元に住んでる俺達の世代では有名な場所である廃病院のことだった。

ウワサじゃ手術室にはまだ機材やらメスやらがまんま残されてるだとか、地下にひからびた死体がまだ残ってるとか、看護婦の幽霊が出るとか、まぁそういう場所には必ずウワサされるような話ばっかだった。

正直俺は内心ビビってて気乗りしなかったけど、AとBが盛り上がって三人内の最後のCにまで連絡つけて、後からCは現地に来ることになった。

32: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:41:27 ID:Qms
その廃病院は結構昔に潰れたそうで、俺らが住んでる町よりも田んぼや畑やらが多い村の、人気の無い場所にある。
田舎は土地が安いからかどうなのかは知らないけど、三階建ての、出来た当時は結構立派だったと思わせる外見だ。

A「俺の先輩の友達がここに来てタバコぽい捨てしたら急に変になってさ、ひたすら×××町に帰る、×××町に帰るって言いながらやべぇことになっちまったって。その人△△に住んでるのに」

そういうことは来る前に言えよと内心キレかけた俺だったが、ビビってると思われるのもイヤだったんで「へぇ」と軽く流した。

病院の周囲には少し離れたトコに田んぼとかポツポツと街灯があるだけで、入り口の正面のガラス張りの扉には鎖と南京錠で厳重にカギがされてた。
たまに俺らみたいな暇なやつらが来るからかゴミやらイタズラ書きなんかが酷くて、窓ガラスも一階部分のは殆ど割られてた。

俺「んじゃどうする?C待つ?」
A「いいじゃん先に行ってようぜ。どーせ車あるからわかんだろ」
B「じゃあ俺先に行くわ。こっちの窓から入れっから」

コンビニで調達した安っぽい懐中電灯をそれぞれ片手に持ち、俺らは病院の中にはいった。今思えばマジでやめとけばよかった。

中に入って脚を地面につけると、割れたガラスを踏んでパキパキって音がした。
そん時になぜか、俺の全身が寒くなって鳥肌がヤバいくらいたった。
本気で今すぐ窓から逃げ出そうかって思ったくらいだったけど、BとAがスタスタ先に行っちまうし、車の鍵持ってるのはAだからそうもいかなくて、俺は置いてかれないように後からついてった。

一番後ろってのは本当に怖いもんで、全然奥が見えない背後の廊下の暗闇からなんかサダコみたいなヤツが走ってきたらどうしようとか本気でビビってた。
受付の広い空間に出て、Bがあたりをライトで照らすと、そのまんまで放置されてた長イスとか床に散らばったファイルなんかが土でグズグズになってて、ナースセンター?の中なんかも棚が倒れてたり窓口が割れてたりして相当雰囲気あった。

33: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:41:44 ID:Qms
A「うおこぉえ~」

嬉しそうにAが喋ると、なんだか山びこみたいに奥に声が響いてくのがわかった。

A「どこ行く?」
B「やっぱ下でしょ。死体見ようぜ死体」

虫の知らせってヤツだったのかもしれない。何故か本気でイヤだって思ったんだ。
だから俺は渋るAとBを説得して、上に行こうって言った。
ホントはもう出たかったけど、馬鹿な話、ここで帰ろうなんて言ったらチキン扱いされるのが嫌だった。
俺らが途中にあった病室やら診察室なんかを覗きながら二階に上る階段を上がる途中、俺は変なもんを見た。

階段を上る途中で、俺はビビってたからちょくちょく後ろを振り返ってたら、ちょうど壁っていうか階段の区切り?っていうのか?その角んところに足が見えた。
壁の向こうは地下に下りる階段があった。

ほんっきでビビった。足が止まって息がうまくできなかった。
先行ってたBが「どうした?」なんて声をかけたところで金縛りみたいな状態から戻って、俺はあれは気のせいだってひたすら自分に言い聞かせて二人の後をついてった。

二階や三階は普通に怖かったが特に何もなく終わった。
休憩所やら喫煙室なんかに残ってた古い型のテレビが割られてたりするくらいで、そのテレビを見てAが「これ多分、Y先輩がやったやつだぜ」なんて言って笑ってた。

俺達が一階に戻ると、AとBは当たり前のように地下の階段を下りようとした。
この時ばかりは俺はマジで止めた。

俺「マジやばいってなんか。そっちはやめとこうぜ」
A「なにお前ビビッんの」
B「うっわマジチキンだわ~コイツ」

二人にからかわれ腹も立ったので、仕方なく俺も一緒に下へ下りた。地下はかなり暗かったのを憶えている。

月の光が入ってこないだけでこんな違うのか、なんてことを言いながら俺達はあたりを照らしてみた。
廊下に置きっぱなしにされてる長椅子や壁に掛けられてる消毒液のボトル、車椅子なんかも全部おきっぱなしになっていた。
しかし何故か上の階に比べてやけに片付いているというかキレイで、違和感を感じた。
Aが手近な部屋のドアを開いて、Bが廊下の奥にライトを向けたときだった。

B「おい、あれが手術室じゃねぇ?」

ライトの灯りがかろうじて届くほどの距離に、ドラマなんかでお馴染みのプレートが見えた。
手術中には赤く光が灯るアレだ。

34: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:41:58 ID:Qms
ライトに映されたそれは文字なんて全く見えなかったけど、Bはかなりテンションを上げて大またで奥へと進んでいった。
遅れてAもそれに続く。俺はこのときから気分が悪くなってた。
耳の中に水が入ったときのようなあの感覚がずっと続き、風邪になったときに感じる、うまく言い例えられないけど精神が不安定になるような感覚に襲われた。

それでも一人残されるのは怖かったから、進むほうとは反対側の廊下の奥のほうへ注意を払いながら二人の後をついていくと、突然Aがゲラゲラ笑い出した。
ビクっとなって前を見てみると、BがすっころんでAがそれに爆笑してた。

A「マジお前なにやってんだよダッセーな」

なんて言いつつ懐中電灯でBを照らして笑っていたが、中々Bが起き上がらない。
流石に心配になったAと俺は、「おい大丈夫か」と声をかけながらBの横にしゃがみこんで顔を窺った。

すぐにおかしいことがわかった。

キツく目を閉じて歯を食いしばり、脛のあたりを両手で押さえて低く呻いている。

俺「おいどうした?どっかぶつけた?」
焦って聞いてみるが、よほど足が痛いのかBは返事さえしない。
「あああああ」とか「ううううう」とかひたすら唸ってた。

A「おいちょっとどかすぞ?いいか?お前ちょっとここ照らしてて」
俺が懐中電灯を二つ持ってBの足を照らした。

Aが慌ててBがスネを抑えてる手をどかすと(相当Bも痛がって抵抗した)Aが「うわっ!」と声をあげた。
俺も「え?なに?どうしたの?」なんて言いながら目をこらすと、今思い出すだけで本気で吐きそうになるんだが、本気であの時は呆然となった。

35: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:42:15 ID:Qms
Bのスネのなんていうか一番骨に近いとこの皮と肉がなかったんだろう。
ライトに照らされてかすかに見えた白っぽいのは多分骨だったと思う。
あとは血がマジですごい出ててそれどころじゃなかった。

Aがパニくって「おいなんだこれ!?どうしたオイ!」なんて叫んだ。
俺もワケがわからなくて、でもここがもうヤバいことはとっくにきづいてた。
出ようって俺はAに言って、二人でB両側からかかえようとして、AがBの肩を支えて俺が反対側へまわりこんだ時だった。

今でも忘れられないあれを見た。
Bの落としたライトは手術室のドアを照らしてた。
そのドアがいつの間にか開いてて、中から妙なモンがこっちを見てた。
真っ暗なときに人の顔をライトで照らすと、輪郭がぼんやりして目が光を反射して怖いと思うことがあるのは経験したことがあるとおもう。
人と言っていいのかわからないけど、あれの顔はそれに近かった。

身体は丸っぽいとしか憶えてない。
よくテレビで放送する、太りすぎた人間のあれ。
ぶよぶよとした肉がたるんで動けなくなったアレに近い。
大きさは普通に人間くらいだったけど、横幅が半端じゃなく広かった。
それが身体を左右に揺らすようにしてこっちに近付いてくる動作をした。

まともに見れたのはそこまでで、Aが金切り声を上げてBを引きずるようにして逃げようとした。
俺も叫んだと思う。

何も考えられくなったけど灯りがなくなるのだけが怖くて、ライトをしっかり両手に握ってBの腕を俺の腕で抱えるようにしてAと引きずった。
ただ灯りが前を向いてなかったから前がよく見えなくて、それがまた怖くてパニックになった。
それでもなんとか階段近くまでBを引きずったけど、俺達が進んでたほうの廊下の奥からカラカラカラカラカラって音が急に聞こえた。

それは段々大きくなって、なんだと思って俺がライトを両手で向けると、人の乗ってない車椅子がもう間近に迫ってたところだった。
俺が手を放したせいで体勢が崩れたBとAにその車椅子は直撃した。相当な勢いだったと思う。
Bが床に転がって、Aは本当に今度こそパニックになったんだと思う。
「わあああああああああ」って叫びながら踵をかえそうとして、また甲高く喚いて反対方向へ物凄い勢いで走ってった。
Aが階段さえ通り過ぎてしまったあたりで俺がAの名前を叫んだけど聞こえなかったんだろう。
そのまま喚きながら走ってった。

36: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:42:45 ID:Qms
Aの叫びがただ間延びしながら遠ざかっていって、俺はもう泣き叫びながらBの腕を引っ張ろうとして懐中電灯を両方落とした。
慌てて拾い上げようとして顔をしたにむけたとき、もう俺はそのとき死んだと思った。

その顔はハッキリ見えた。子供の顔だった。顔だけ見えた。
身体があるとしたら俺の脚の間をトンネルして垂直に俺を見上げている状態だったと思う。
完全な無表情は怒ったように見えるというが、あれはそういう無表情だった。
落としたライトの近くで、その顔は横から照らされてる状態だった。

俺は今度こそ逃げた。
本当に何度も何度もBとAに謝っても謝りきれないしその資格もないけど、俺は本気で怖くて逃げた。
Aのように階段を通り過ぎちゃいけないって、それだけを頭ん中で考えて壁を走り伝って階段のとこで転んで段差に身体全部ぶつけたけど、そこから這うようにして階段をあがってった。

一階に戻ると暗闇に目が慣れてたせいか、月明かりで周囲の様子がよくわかった。
俺は全力で正面玄関に走って取っ手を押したけど、南京錠と鎖のせいで出られなかった。
後ろに戻ることなんて考えられなかったし、前以外を見たらまた化物や子供やらが映りそうで本気で怖かった。

ずっとガチャガチャやったり蹴ったりしてると、ドドドドドドドドって凄い音が前から聞こえた。
それでも必死に扉を開けようとしてた俺だったけど、前方に現れたバイクがくるりとターンしてライトを俺に向けたとき、俺はやっと止まった。眩しくて目が開けられなかった。
やってきたのはCだった。

この時ようやく助かったかもしれないと俺は思った。
バイクの照明を落として、メットをミラーにかけたCは、戸惑った顔で俺を見てた。
こっちに近付くと分厚いガラス越しの向こうで『なにやってんだお前』的なことを言っていた。
よく聞こえなかったけど。

俺は必死にここから出してくれって叫んで、Cが飽きれた顔で横に歩いていって俺の視界から消えようとしたから、俺は必死にCに追いすがって横に移動すると、そこにちょうど俺の腰くらいの位置に窓の割れた部分があった。
必死すぎてきづいてなかった。

37: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:43:10 ID:Qms
ここから先は君自身の目で確かめてくれ!

38: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:46:31 ID:Qms
みんな詠むの必死なのか、ええことやで

39: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:49:01 ID:sNl
イッチが貼ってくれてもワイの目で確かめたことになるんやで
ハラデイ…

40: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:50:25 ID:Qms
Cが「あーでもここはアブねえんじゃねえ?」なんて言ったが、俺はそのギリギリのスペースに身体を突っ込ませるようにして外に出た。
俺の尋常じゃない勢いにCは仰け反るようにして引いていたが、俺はやっと外に出れたということと今さらながらに心臓がバクバクバクバク壊れたみたいに鳴って苦しいことに気付いてた。

Cがマジでドン引きしながら「お前どうしたの」と声をかけてたけど、返事をできるようになったのは多分2,3分してからだったと思う。
俺は微妙な顔で戸惑ってるCに必死に叫んでここから離れるように言った。
事態を説明しようにもとにかくここから離れたかったからだった。

Cは「はぁ?あいつらは?あいつらどこいってんの」なんてパニくってる俺に半分キレ気味だったが、俺があまりにも必死に叫んでたからだと思う。
渋々バイクにまたがってターンすると、俺を後ろに乗るように促して発進した。

俺はバイクに乗りながら後ろから何か付いてきてないかとか、そういったことが気がかりで何度も何度も無理に後ろを見ようとして「あぶねえだろ!」とCに怒鳴られた。
やがてCは病院から2、3キロくらい離れたコンビニでバイクを止めて、「マジなにやってんのお前」と今度こそキレてきた。

俺はとにかくCに病院であったことをまくし立てた。
といってもその時の俺はこれからやらなくちゃいけないことや、AやBのことやあの化物のことなんかが頭にグルグルしてて全然要領を得なかったと思う。

41: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:51:35 ID:15q
初めて読んだけど怖いな

42: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:52:01 ID:Qms
すまん、書き込めん
少し待ってて

43: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:52:51 ID:Qms
たしか
「俺達あそこの下に行ったらBが倒れて、なんか奥のほうからワケわかんねぇのが出てきて、俺とAがB連れて逃げようとしたんだけどAが奥から出てきた車椅子にぶつかってパニックになってどっか行っちまって、
俺ホント怖くて、なんか足に子供の顔とか見えたりして二人のことおいてきちまった」
こんな説明を「はぁ?」なんて言うCに二、三回話した。
かなり早口だったし舌もまわってた自信がなかったから、ここまで振り回すように連れてこられたCにとってはかなり頭にきてたと思う。
でも俺の様子が尋常じゃないのと話の不気味さは伝わったらしく、とりあえず怒りは引っ込めてくれたようだった。

C「お前ら俺のこと騙そうとしてない?」
俺「んなことするわけねえだろ!!冗談じゃねえマジでやべえんだよ!!」

俺があまりにデカい声を出してたせいで、コンビニの店員が「どうしました?」なんて外に出てきた。
店の中で立ち読みとかしてた奴らも変な目でこっちを見てた。
俺はとにかく「なんでもないから」と店員を追い返し(これ以上事態を説明してる時間が惜しかった)ジーパンから携帯を取り出して警察に連絡した。
こん時俺は凄い焦ってて、ジーパンの固い生地からうまく携帯がだせなくて「ああ!オイ!!」とか叫びながら出してた。

ここまで来てようやく、Cが躊躇い無く110を押した俺を見て表情を真剣なものへ変えはじめた。110番はすぐ繋がった。
電話の向こうでおっさんの声で「はいこちら緊急110番」と返事があったので、俺はまくしたてるようにして「J病院(廃病院)で友達が二人やばいことになった!早くきてくれ!」って言った。

46: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:53:33 ID:Qms
※「どこのどこ病院です?」
俺「JだよJ病院!!×××山とか田んぼが近くにある!」
※「あーわかんないわかんない。詳しく住所とか言ってくれる?」
俺「ざけてんじゃねーぞオイ!!住所なんざわかるわけねぇだろ!!○○村んとこにある病院だっつってんだろ!!」
※「ああそう。で、何があったの?事故?喧嘩?」

まるでやる気のない気だるげな返事がマジで頭にきて、怒鳴るようにして
「どうせ今言ったってテメー信じねえよ!!いいから怪我してるヤツもいんだ!!さっさと来い!!」
その台詞を言い終えるか言い終えないかのときだった。
ザザザザって携帯にはお決まりの雑音が入って、警察のオッサンが「あ?もしもし?もしもし?」なんていい始めた。
俺が何言っても聞こえてないみたいで、向こうの声もブツ切りになって聞こえなくなてきて、「もしもーし。イタズラですかー?」なんて完全にこっちを馬鹿にしてしばらくしたら電話を切りやがった。

俺はひたすら悪態つきながらもう一度110を押して、耳に携帯当てた。
そしたら今度はコール音じゃなくて、ザザザってあの音が続いて時々「ブツ……ブツッ…」なんて音が混じるだけだった。
通話を一旦切ってまた掛けなおしたが、今度は何故か携帯の電源そのものが落ちた。

いま思い返せばあれは、手が震えてたせいで長押ししてしまったのかもしれない。
俺はCに「携帯貸せ!」って奪うようにしてCの携帯で110をコールした。
ちょうどボタンを押してコールが始まった頃、またコンビニの店員が「ちょっとちょっと、どうしたんですか」と迷惑そうな顔しながら出てきた。
まぁ実際、俺としてはそれどころじゃなかったけど向こうにしたら本当に迷惑なヤツだったと思う。

俺はもう店員はほっといて、電話だけに意識を集中させてた。
Cが「いやなんか俺にもよくわかんないんすけど」なんて店員に説明しはじめたのが聞こえてきた。
今度のコールはやけに長くて、中々相手が出なかった。

Cが店員に「いやなんか、ダチがあそこ(病院)行ったんですけど、戻ってこなくて」そんな説明が聞こえたとき、やっと「ツッ」と短い音がして通話状態になった。
相手が何も言わないのに少し疑問は感じたが、俺はまた怒鳴りながら「友達が二人怪我してヤバイから」って始まりで事態を説明しようとしたときだった。

47: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:53:58 ID:Qms
電話の向こうっていうか、向こうの電話の遠いほうの音?が聞こえた。

「ぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」

初めソレはなんなのかわかんなかったけど、段々その音がデカくなってきて、それが何かハッキリわかって俺は本当もう「うぃっひぁ」とかワケわからん声だして、火傷したときにやるような動きで携帯を放った。

Cが「オイオイオイオイ!」ってビックリしながらコンクリの駐車場に落ちた携帯を拾って、怒ろうか事情を聞こうか迷ったような微妙な顔で俺を見た。
俺はもうヤバいくらい震えて、多分顔色も真っ青だったと思う。

店員が心配してくれて、「ちょっと大丈夫ッスか」なんて言いながら俺のほうを見てた。
俺は震えながら耳にこびり付いて離れないさっきの声をコメカミをかきむしって忘れようとした。

あれは間違いなくAの、病院で最後に聞いたあの叫び声だ。
なんで110からそんな声が聞こえたのか、あれは実際にリアルタイムで聞こえてきたのか、それなら今あの場所ではなにが起こってるのか。

俺はもう本気でわけがわからなくなってその場にへたり込んで動けなくなった。
店員が酔っ払いでも見るような、扱いに困ってる目で俺を見てたのを呆然とした視界に捉えてた。

でも、その内店員が「え?ちょっとそれなんすか?」って言いながら顔を近づけて、「うぅっわ!」なんて奇声をあげた。
店員「ちょっとやばいっすよそれ!腕んとこ血ィ出てるじゃないっすか!」
俺「え」

その時やっと気付いたのだが、どうやら俺が病院を出るときに窓に残ってたガラス破片で腕を切ってたらしい。
Cもその時になって気付き、「うーわお前大丈夫かよ」と覗き込んできた。
店員が慌てて店に戻り、もう一人のオッサン店員と一緒に緊急箱持ってきて俺の傷に消毒液かけたり軽く包帯巻いたりしてくれた。
でも包帯の長さが足りなくてすぐに真っ赤になって、そしたらオッサンの店員が売りもの包帯まで使って手当てしてくれた。
その間、俺はほんとぼけっと放心してた。たまにコンビニに入ってく客とか出てく客が、ちらっとこっちを見て通り過ぎてってた。

C「それ病院いったほうがいいんじゃねえの?」
その言葉に俺は心底怖がった。有り得ない話だけど、救急車にのっけられたらあの廃病院に連れてかれるって妄想までしたくらいだった。

48: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:54:16 ID:Qms
「本当にいいから、大丈夫だから」ってガキみたいに断って、少し冷静になった頭で包帯の代金を払おうとしたら財布がないことに気付いた。
長財布だから尻ポケットに入れてたのだが、どっかで落としてきたらしい。
代わりにCが財布から二千円だしてくれてるのをぼけっと見てると、Cの携帯が当時流行ってたコブクロの桜をくぐもった音で流し始めた。
Cが携帯を開くと、眉を顰めるってのはああいう顔のことを言うんだろう、そんな顔をして俺のことと携帯画面を見比べて「もしもし?」と話し始めた。

店員のオッサンが包帯の入ってたバーコードついた紙部分と二千円持って店に入って、釣りを持ってきて会話中のCに手渡すと、Cは軽くオッサンに頭を下げながら「ああ、うん。……そう」とか言ってる。
オッサンはまだ俺のことを心配してて、「きみ本当大丈夫?」なんて気遣ってくれたけど、俺は気の無い返事しかできなかった。
ただ、段々とCの話してる声に呆れと怒気が混じりはじめて、俺はそっちに意識をむけた。

C「コンビニ。そう。最初のD(コンビニ)。…………うん。………いるけど、なんかおかしいんだよ。…………ああ。お前らは?………え、まだそこにいんの?」

その最後の台詞に、俺はなんだか嫌な予感がして全身に鳥肌がたったのを憶えてる。

C「いやコイツ(俺)がお前達が…え?…………やっぱな、そうだと思ったわ。でもちょっとこれはねえだろ。……ああ……そう……いやもういいけど。…………いや怪我してるから病院つれてかねーと。…………いやいねーだろ。………電気とおってねえし。………はぁ?………」

相当うろ覚えだが、そんな調子でCは話し続けてた。

C「いやもういいってそういうの。…………いいっつってんだろ。しつけーな…………だからしつけーよお前いい加減にしろや!……あ?もしもし?」

はたから見てもかなりイラだった様子で舌打し、Cは乱暴に携帯をしまった。俺を睨むように見ると。

C「オメーらマジいい加減にしろやオイ」
俺「は……?」
C「Bからかかってきてんだよ今の電話」

49: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:54:33 ID:Qms
もうこのあたりから俺は殆ど何も考えられなくなってきてた。
もう何がなんだか本気でわかんなくて、Cはまだ何か言ってた気がしたけど目がまわってそっからのことは憶えてない。
その後のことは全部Cに聞いた。

俺はゆっくりと寝転がるようにしてその場で失神したらしい。
オッサン店員が救急車呼んでくれて、俺は近くの病院で一晩過ごした。
目が覚めたときは昼過ぎくらいで、腕には点滴刺されててすぐ横のパイプイスには俺の母親とばあちゃんが座ってた。

俺の腕の傷は結構深くて、他にも顔の横とかを数本縫った。
他にも足の指を折ってたりして(ベットから起き上がろうとして痛くて気付いた)、その日の午後はレントゲンとか検査とかして終わった。
もう一日入院していけと言われたが俺は本当に嫌だと言って断った。

その日の夜に警察から電話がきて、AとBのことと廃病院でのことを聞かれた。
電話がきた次の日にすぐ俺は言われた警察署に言って、取調室みたいなとこに通されて制服姿のオッサンに何時間も質問された。

廃病院に行くまでの経緯と、中で起こったことを俺は正直に話したけど勿論信じてもらえなかった。
それどころか薬物検査を受けさせられて、場合によっては家宅捜索にもなるとか色々言われた。
しばらく同じような問答をうんざりするくらい繰り返した後、俺はずっと気になってたAとBについて聞いてみた。

Bは俺が倒れた次の日の午後、Cの通報で廃病院に向かった警察が見つけた。
俺が言った階段近くの場所より少し奥に進んだ場所で死んでたそうだ。
死因は失血によるショック死ってことになってるって言われた。詳しくは検死しないと判別がつかないってことらしかった。

50: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:54:48 ID:Qms
Aは見つからなかったらしい。
表向きは行方不明ってことになったけど、多分俺と同じでBを殺したんじゃないかって容疑者扱いされてると思う。
むしろ、AがBを殺して俺が何か隠してるか共犯なんじゃないか的なことをオッサンは遠回しに聞き出そうとしてた。

俺が無くした財布は病院の地下でBの近くに落ちてたそうだ。
一応証拠品だから返却されるのには時間がかかるよと言われたが、俺は捨ててくれと頼んだ。
あの病院は本格的に立ち入り禁止にして、パトカーの巡回コースにもいれられるらしい。
放置されていたAの車も、あらかた警察が調べてからAの親が合鍵で乗り帰ったそうだ。

取調べが終わると、警察署の外でCが車で迎えにきてくれていた。
地元ではなく少し遠くのファミレスでCと話をした。
Cは俺と一緒に救急車に乗って病院に行った後すぐ、Cの兄キの運転でコンビニに停めてあったバイクをとりにいったらしい。
店の店員は違う人になってたが、一応事情を説明したその後、廃病院に向かおうか迷い、Bと連絡を取ろうとして携帯を確認したらしい。
救急車に乗った時点で電源を切ってた携帯に、三十件以上の不在着信があったそうだ。全てBから。
この時ようやく、Cもこの一連の出来事の異常性を実感したらしい。

Cも怖くなって携帯の電源を切って家に逃げ帰り、次の日にAとBの家に連絡をとるとまだ二人とも帰っていないという。
本格的にヤバいと感じたCは警察に連絡し、俺の言った話で信憑性の薄い部分だけ切り取ってうまく警察を向かわせたらしい。(その時の通報理由が違ったせいで、俺がかなり疑われたが)

51: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:55:10 ID:Qms
Cは言った。途切れ途切れだったし、言葉を探すように幾つも間があったけど大体こんな感じだった。

「最初にコンビニで電話出たとき、なんかおかしいとは思ったんだよ。なんかひたすらお前のこと聞いてきてさ、三人で仕組んだイタズラだから、もう済んだからお前と一緒に病院にこいって。
でもお前腕怪我してたからさ、俺が病院連れてかなきゃっつったら『こっちには医者もいるから』って……おかしいってそこで思ったけど、まだなんか冗談かと思ったんだよ。
俺がいるわけねーって言ったら、『いるいるいるいる』って『いまも手術してるから』って。
俺がそういうのもういいって言ったら、『ほんとだから。いるから。いるって、いるって、いるって……』……ってずっと繰り返しててさ。
頭きて怒鳴ったら向こうで切っちまって……」

俺はなんて言っていいかわからなかった。

Cはもう一度、あの場所であったことを俺からじっくりと聞くと「わかった」とだけ言ってそれ以上なにも言わなかった。その後も俺は何度か警察署に顔を出した。
親から大学へは休学届けをだして、残り半月程度だった前期と後期は休むように勧められた。

今ではもう警察に顔を出す事もなくなって、大学も上半期の留年で卒業した。
田舎に帰る気も起きなかったからそのままアパートに住んで仕事にいってる。
ただ、四度目か五度目に警察に顔を出したときだった。

警察のオッサンといつものように同じ問答を繰り返した後、オッサンがBのスネの傷のことを言ってきた。

※「貴方の証言じゃ傷を見たそうだけど、どんなふうだった?切り傷?擦り傷?」
俺「本当にパニックだったし、かなり暗かったからよくは……でも、骨っぽい白いものを見たのは憶えてます」

ふぅん……とオッサンは間を置いて。手元の書類を改めてまじまじと見る。

※「これがちょっと不思議な傷でね。あの場所じゃ転ぼうが何かに引っかけようがつかない傷なんだよね」
俺「はぁ……」
※「本当にキミはBくんが転んだときは何も見てないし知らなかったんだね?」
俺「ええ」
※「ふぅん……」

その問答はそれだけで終わった。

52: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:55:20 ID:Qms
ただ、取調べが終わって俺が部屋の外にでたときだった。
ドアを閉める前の隙間からオッサンの呟きが聞こえた。

「まぁ噛みはしねーわな」

本当に思い出したくなかったけど、あの時のBの傷はどんなふうだっただろうか考えてみた。
オッサンのその言葉を聞いてから思いついたことだから、これは俺のその時思いついた妄想の可能性が大きいことを先に言っとく。

Bの傷は、あれは俺が見た子供に噛まれたんじゃないかと。
俺は今でも、俺の携帯にAかBの着信があったらどうしようと考えると眠れなくなるときがある。

おしまい

55: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:00:12 ID:Qms
>>ワイはそういう系やとやっぱりこれやと思う
「危険な好奇心」
http://syarecowa.moo.jp/126/52.html

54: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)10:57:14 ID:MQi
ワイとトッモでポーカーやったんや。
ジョーカー1枚入れた状態でやったんや。
ワイは?のA 4 6 9 Kのフラッシュやったんやけど
トッモはKのファイブカードやったんや。
ほげえええええええってなったわ

56: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:01:28 ID:Qms
>>54
確率って結構怖いもんやで
それが起こる確率が低ければ低いほどな

57: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:02:07 ID:MQi
>>56
ヒント:Kの枚数

58: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:02:44 ID:Qms
>>57
轟盲牌でもしたんやろ
流石やなトッモ

59: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:03:38 ID:Qms
幽霊屋敷も貼るやで?

61: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:07:51 ID:WEz
もののけが知人のふりして登場人物を騙す展開すこ
もののけに拉致られた知人がもののけと同化して登場人物を騙す展開もすこ

66: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:09:17 ID:Qms
>>61
妖怪系はピンきりやな、怖いのかつまらないのしかないイメージやな

62: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:07:56 ID:dA0
双眼鏡除き混むやつすこ

63: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:08:23 ID:Qms
>>62
漏れにはちょっと変な趣味があった。 その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。

64: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:08:46 ID:Nhc
部落かなんかの話で葬式でみんなニヤニヤしとる話誰か知らん?

69: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:12:49 ID:WEz
>>64
裏S区の話だった気がするが派生作品が多くてどの話だったかはワカラン

83: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:22:10 ID:Nhc
>>69
>>71
裏S区の派生やと思うんやけど調べても出てこんのや
友人がいわゆる部落出身でそいつの家に遊びにいったらやたら臭くて鶏を〆て食事に出されたとか
その晩に肝試しいったかなんかで次の日友人の知り合いが死んで、その葬式での話や

85: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:23:07 ID:Qms
>>83
あれは多分部落系のシリーズで、最後その笑って払ってた友人が死ぬんやったけなぁ

93: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:30:11 ID:WEz
>>83
これかも
裏S区 アナザーストーリー
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/26944949.html

103: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:42:53 ID:Nhc
>>93
これや!!サンガツ!

65: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:09:10 ID:6gV
蟹風呂

67: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:09:49 ID:Qms
>>65
ドラム缶とカニ、牢屋とアナコンダ

68: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:10:28 ID:Qms
漏れにはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するの
が楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、
ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、
坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ
ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに漏れを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、
声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。 「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。

70: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:12:56 ID:Qms
こういうのもゾワッと来てワイは好きや

電話に出たが、何故かあいつは息を切らしていて、俺が挨拶しても返事がない。


一言だけ「話して、話して」と言ってきたが、何を話せばよいのやら。


よくよく聞けば、電話の向こうから


「もっと聞こえるように言ってやれよ、愛しの彼氏へ」


と、友人の笑い声が聞こえてくる。


さてはあいつら、俺を差し置いて飲んでるんだな、きっと。


飲み屋の騒音で俺の声が届いていないんだ。


畜生。


「話して」って、電話越しにトークさせるつもりか。


乱入してやろうかとも考えたけど、急に電話も切れちまったし、眠気には抗えないので、やめた。

73: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:14:26 ID:15q
>>70
どういう意味や?

74: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:14:46 ID:Qms
>>73
【解説】


この意味がわかると怖い話の解答は、彼女が電話で「話して、話して」と言ってきたという部分が「放して、放して」であったというのが解答となる。


おそらく彼女が彼氏の友人にレイプされている(あるいはされそう)ということなのだが、さすがに「放して」と「話して」は聞き間違えないだろうと思うのが個人的な意見である。


一応最後に眠気にも抗えないのでとあることから眠気で頭がまわっていなかったため間違えたという苦しい言い訳ができなくもないがさすがにこれはいかがなものか。

77: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:16:05 ID:15q
>>74
はえ~なるほどなぁ
カノッジョは助けてって言えやカスゥ!

72: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:14:04 ID:FEX
地下の井戸すこ
すこすこ大すこ

81: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:20:22 ID:Qms
>>72
以前読んだけど、これも社会の闇って怖さやなぁ
人間が一番怖いってはっきり分かんだね

でもあのバケモンはなんなんやろうなぁ・・・

75: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:15:10 ID:A43
「助けてママ!熊が私を食べようとしてるの!」

76: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:15:44 ID:Qms
>>75
あれ、内蔵食われるところ実況してたんやろ?
作り話らしいけど

78: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:16:16 ID:9ku
三毛別羆事件を読むんだよ

79: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:17:14 ID:Qms
>>78
熊事件の中でも三毛別は別格やな
熊キラー共がつくづく無能だったのも不幸やったな

80: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:20:00 ID:A43
室内には、将来を悲観した内容の遺書が残されていました。

22日、埼玉県戸田市のマンションの一室で、死後1カ月以上が経過し、痩せ細った男性の遺体が見つかりました。
また、押し入れからは、ポリ袋で何重にも包まれた遺体が見つかりました。遺体はこの部屋に住む54歳の長男と85歳の母親とみられています。
室内からは、将来を悲観した内容の遺書が見つかりました。
警察によりますと、長男は無職で引きこもりがちだったということで、母親が死亡した後に生活できなくなり、衰弱死した可能性もあるとみて調べています。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000073331.html

82: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:21:25 ID:Qms
>>80
悲しいなぁ
ニートして良いのは金持ち限定やで

98: スペア速報@まとめ 2017/06/22(木)11:34:10 ID:X1C
人間が一番怖い系はずるいわ

http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1498095110/